メモ帳
創作バンド中心に、作品未満のネタ置き場。落書きだったり文だったり。
21g小話:本当は辛いのです、泣きたいのです
「一日一つお題きめったー」 にて、拙宅太鼓に
お題『本当は辛いのです、泣きたいのです』or『死にいたる愛が欲しい 』【クール】
という御題が出て爆発しました。

泣き喚ければ楽なのでしょう、けれどもそれはしたくないのです。
子供の様に泣き喚いて縋ってはいけないのです。
――もう、既に一度、救われたから。
だから俺は笑うべきなのです。彼の前では笑っていなければならないのです。
『本当は辛いのです、泣きたいのです』
(ここは、薄暗がりは、酷く寒いから)
みっちゃんは薄暗がりにいる。
向こう側に戻れるのに、俺はもう無理だからって笑う。
けど、いつかの脅えはまだ目の中にある。
――俺やねぇちゃんを見て、怖いと思うのなら。
「まだ、もどれるのに」
塞がりかけた瘡蓋。
それをいつか誰かが剥がさないようにと――祈るくらいしか俺にはできない
お題『本当は辛いのです、泣きたいのです』or『死にいたる愛が欲しい 』【クール】
という御題が出て爆発しました。
泣き喚ければ楽なのでしょう、けれどもそれはしたくないのです。
子供の様に泣き喚いて縋ってはいけないのです。
――もう、既に一度、救われたから。
だから俺は笑うべきなのです。彼の前では笑っていなければならないのです。
『本当は辛いのです、泣きたいのです』
(ここは、薄暗がりは、酷く寒いから)
みっちゃんは薄暗がりにいる。
向こう側に戻れるのに、俺はもう無理だからって笑う。
けど、いつかの脅えはまだ目の中にある。
――俺やねぇちゃんを見て、怖いと思うのなら。
「まだ、もどれるのに」
塞がりかけた瘡蓋。
それをいつか誰かが剥がさないようにと――祈るくらいしか俺にはできない
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